2015/02/25

An Avalanche and PTSD / 雪崩とPTSD

雪崩とPTSD

雪崩の中、あまり知られておりませんが、窒息が起きます。
雪崩の爆風の中、体中の孔に雪が雪崩の圧力により押し込まれ窒息がおきます。
すると、走馬燈体験(フラッシュバック)が起きてしまいます。

比較的若い個体に起きやすい現象のようです。
窒息すると、血液中のヘモグロビンから酸素の分子が放出されます。
急激な放出に伴い、イオン化した酸素分子が放出されます。

窒息すると血液は脳を守るため上半身に集まります。
これは、映画「Grand Blue」の冒頭、ジャック・マイヨールがアンデスの高所の湖の水中にて
レントゲンを撮るシーンに、その現象が紹介されております。

脳に放出されたイオン化した酸素分子が到達すると電荷が脳の神経細胞に飛び込みます。
記憶域の神経細胞に電荷が連続して飛び込むと、古い記憶の細胞に電気信号が到達して
記憶のフラッシュバックが起きてしまいます。

記憶自体の電気的な信号値を1とすると、普段は1の値で信号はすごしています。
事故などで、フラッシュバックが起きますと、トランジスタのNPN型で表せる
電気の信号系統が脳内に出来ます。電気信号は増幅され、10倍の過去の出来事の上書きが
脳内に起こってしまいます。これが、トラウマの強く上書きされる仕組みだと考えます。
私の場合、このフラッシュバックを体験し、さらに、遭難者を助けられなかったことを悔やみ
サバイバーズギルトが起きてしまい、さらに、フラッシュバックが起きてしまいました。

サバイバーズギルトは、トランス状態でした。
血液の淘汰が起きてしまっていたことと思います。

10の値の信号に増幅されていた、記憶の強さがさらに10倍の強さに増幅されました。
結果、100倍の信号値が、脳に上書きされました。
これは、過去の記憶が上書きされただけでなく、心の変化の無意識の部分も同時に
上書きされます。ストロングなトラウマとなり、脳に記憶されてしまいました。

二重遭難のサバイバーズギルトは、大変重大な脳機能障害を引き起こします。
生後3ヶ月から始まる記憶の再現が起きてしまいます。
これが、私の感じた、PTSDの仕組みです。

ヨーロッパやアメリカのMountain Rescueは、雪崩に遭うとPTSDを引き起こすことを
I-Kar(アイカー)のDVD 「TIME IS LIFE」にて、紹介されております。

単純なPTSDになる経験をし、10の値のトラウマは、時間とともにやがて、無色透明な心の傷に変わります。 100の値のトラウマは事故後35年経過し、ようやく透明な心の傷に変わったようです。

人は様々な場面でフラッシュバックを経験します。

フラッシュバックの起きる原因が血液中の酸素分子の影響と
ヘモグロビンの分解に密接な関係があることだと考えます。